ある社長の期待と落胆
その社長さんが、自社のホームページを作ることを決断したとき、その動機の何割かは「売上を増やすこと」でした。
とても立派な ー 客観的に見てもライバル会社のサイトよりも良く見えるような ー ホームページが出来上がりました。
そして、ホームページが稼働を始めたとき、社長さんは、「やった!これで売上は1.5倍に、いや倍増するかも!」と思わず拳を突き上げてしまいそうになるほど興奮していました。
しかし、この日のことは、もはやしまい込んでおきたい記憶の一つです。
ホームページは、売上にはまったく貢献しなかったのです。
売るための要件
そのホームページは、デザインはとても美しく洗練されていました。
操作はオーソドックスな、誰でも使えるものになっていました。
なのに、売上には何の影響も与えることができなかった。
なぜかというと、
このホームページが、「売るための要件」を満たしていなかったからです。
そして、作ったまま放置され、適切な運用がなされていませんでした。
これでは何も売ることはできません。
ホームページを作っても売れない
「ホームページがあれば売上が上がる」と単純に思い込んでいる社長さんも多いです。
制作業者に言われるままに、高額な料金を支払ってホームページを作る。
作ったけど何も効果が無い。
「SEO対策が足りないからですよ」
と言われて素直に従って、代金を支払ってSEO対策もしてもらった。
でも、やっぱり売れない。
よくあることですが、考えてみれば当然のことで、
ホームページ制作業者は、ホームページを作ることが仕事です。
売上を上げることではありません。
SEO対策業者も同様で、目的はSEO対策すること自体で、売上を上げることではない場合が多いです。
契約書にも、そのように書いてあったはずです。
売れるホームページとは?
ホームページ(Webサイト)を活用して、売上を伸ばしている会社もあります。
上手く使えば売れるのです。
売れるホームページには、売れる条件が備わっています。
売れるための、
・構造
・構成
・メッセージ
これらが整っていることが最低の条件です。
加えて、適切に運用することが必要です。
商品の構成や価格、売り方などの商品戦略や、どのように集客し販売するかを総合的に、分析・設計して、売れる仕組みを作ること。
これができれば、売れるホームページ(Webサイト)になります。